EPS(発泡スチロール)について
EXPANDED POLYSTYRENE
EPSの特性を生かし、幅広い用途に活用
ほとんどが魚函や果物、家電品などの梱包材として活用されている一方で、最近の活用事例をみると特性を利用した新しい商品が次々と開発されています。
EPS(発泡スチロール)の限りない可能性を夢見て
弊社のこれまでのあゆみ
弊社の前身は岩手麻袋という会社ですが、創業者である前会長・藤原俊郎がその会社を親類に譲渡し、自らは当時誰も手掛けていなかった新分野・発泡スチロール製のトレーなどを供給する会社として創業しました。
当初は知名度も低くひたすら歩きの営業活動で浸透に努めたところ、発泡スチロールの利点をご理解頂き急速にご採用に預かる事業所が増えてまいりました。
発泡スチロールは、体積比で言えば2%が樹脂で、残りの98%が空気でできています。加工も容易な上、軽いので作業する人への負荷はとても少ないのです。
さらに、空気が断熱材として威力を発揮し、クール便の発達とともにいっそう重宝されるようになりました。
また、緩衝材として家電や精密機械の運搬にはなくてはならない存在になっています。
このような需要の増大に対応するため、設備の増設や更新を行うとともに、有為の人材の登用を積極的に行い、新技術の開発にも努めてまいりました。
昭和45年に盛岡市乙部地区に本社を移転後、宮城、青森、福島など東北の営業拠点を網羅し、さまざまなニーズに応えられる体制を構築してまいりました。
そして、お客様の多大なご支援に感謝しながら、平成19年4月に東北最大級の規模となる念願の新工場を花巻市石鳥谷町に移転新築致しました。
これを契機に全社員一丸となって皆様のご期待に添うよう頑張ってまいります。
無限の可能性を秘めたEPS
発泡スチロール成型品の利用形態は様々ですが、弊社の場合、約8割が「魚函」に利用されています。果物や家電品のケース分を含めると9割 以上が梱包材として活用されていることになります。
しかし、最近のEPS活用事例をみると、その特性を利用した新しい商品が次々と開発されています。
画期的なエゾイシカゲガイの養殖容器
本来砂地で栽培するエゾイシカゲガイを海中で計画的に養殖する技術を実現。東北資材工業の先進技術が活かされました。
建設資材として高い評価
住宅の基礎から床、壁、天井、屋根に至るまで優れた保温性を持つ断熱材として、その用途は幅広く、施工性、耐久性、省エネルギー性、居住性の良さは、エンドユーザーからも高い評価を得ています。
また、昨今では、マンションなどの湿式外断熱材としても注目をあびています。
土木分野での新技術
工場から出荷される大型ブロックは、軟弱地盤の改良、人工地盤の造成、盛土材料に利用され、施工実績も増えております。
施工が容易な建築装飾
発泡スチロールを金型成形、または削りだすことで形を創り、色をつけてコーティングすることにより建築物の装飾にも活用しています。